●病気の原因は血の汚れ
病気の根源は「血の汚れ」である。
「腸造血説」に由来し、血が汚れるから、炎症や腫瘍を発生させるのである。人体の基本構造は、食→血→体という流れになっており、食物が消化される事によって、腸壁内の腸絨毛で赤血球母細胞に造り変えられ、その赤血球母細胞内から放出されて血管内に送り込まれた赤血球が全身を巡り、総ての体細胞へと変化発展していくのである。
こうした食→血→体というメカニズムが理解できれば、まず「血液の浄化」に心がけねばならない。こうした流れの中で、動物を屠殺して、動蛋白食品を摂る必要な全く無いのです。動蛋白をやめて、玄米穀物菜食にして食を正して「浄血」をすれば、病気は治るものなのである。
動蛋白摂取過剰による現代の奇病や難病の病気の治療法は、動物実験では発見されないのである。種々の抗生物質が動物実験によって発見されたとしているが、その多くは激しい副作用をともなう、「薬害」に指定されるもので、こうした動物実験の結果から導き出された薬では、正しい治療法が発見される事はない。(本文より)
●食の誤りは前頭葉未発達に及ぶ
人間は、霊長類としての進化の過程の中で、前頭葉の働きを時代と共にトレーニングし、意志の力を用いて、「知性」の範疇(はんちゅう)を強化して来た。その強化の過程の産物として、「哲学」なるものを構築し、愛智の形体を採って、賢哲を希求する論理を発展させた。そしてその働きにおいて、大きな貢献をしたのが、前頭葉と言う脳の器官だった。
人間が生まれて、死ぬまでの期間を前頭葉発達の為に捧げ、これこそが人生そのものであった。こうした観点に立って、人類の進化を考えると、前頭葉の発達度によって、人間は各々にランクが設けられ、これが知性の度数を顕わして来た。また、前頭葉と病気との関連性も、知性の熟成度に示されるものだった。
例えば、高血圧や動脈硬化等に罹(かか)り、怒りっぽい人の病気の特長は、爬虫(はちゅう)類脳のR領域の仕業(しわざ)によるもので、また、胃潰瘍や膵臓炎等の消化器官の疾患は、哺乳類脳の辺縁系の仕業によるものだった。つまり、ナトロン塩過剰の状態にあるからだ。
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▲現代は目に誑かされて、美食や珍味に踊る時代である。
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更には現代病と云われる、心身相関病が因縁とするストレス過重や自律神経失調症、ノイローゼや鬱病(うつびょう)などは、幼児期のおける家庭内での躾・教育・学習に問題があり、この期間に甘やかされて、正しく親から教育を受けなかったことが、元凶に至る原因だった。幼児期の未発達は、そのまま前頭葉に反映され、前頭葉の発達が阻害された為に、辺縁系やR領域を充分に制御する能力が得られなかったと云うことになる。
こうした前頭葉未発達を、「夫婦アルカリ論」から考えると、カリ塩が少なく、ナトロン塩が多いような食事を母親から出され、「肉と野菜をバランスよく」とか、「肉を食べないと栄養失調になってしまう」という現代栄養学の論理に翻弄(ほんろう)された、家庭で育った子供が、大人になった時、前頭葉未発達から起る病気は、非常に恐ろしいものがあるようだ。
海側に近い平野部での空気は、その食べる物に共鳴して、ナトロン塩が多くなりカリ塩が少なくなると言う、必然性を食生活の食事の中で作り出してしまう。これにより、心身発育並びに前頭葉の成熟度が阻害され、代謝機能の不充分状態が起るのである。
日本では太古の昔から、桓武天皇の「禁肉令」で鳥獣の肉を食べる危険性を指摘して来た。また孔子も、肉食を戒める言葉を発し、「肉(じし)喰った報い」を説いて来た。そしてこの警語は、大方江戸時代末期まで守られていた。
ところが文明開化の名目で、文化的にも食生活が欧米化に傾き、一般的に鳥獣の肉が多く食べられるようになると、日本の食体系の基本であった夫婦アルカリは一挙に崩壊する。
本来ならば、夫婦アルカリからバランスの良い、カリ塩の多い穀菜食にするべきはずの物が、地形や風土や気候等の違いを顧みず、ヨーロッパ大陸と同じような食生活を模倣した為、「古きを去り、新しきに就(つ)く」この精神は、奇(く)しくも日本人を病魔の世界へと追いやった。
明治初期から中期に掛けて、欧米人と日本人の尿に含まれる食塩の量の比較がある。これによれば「欧米人は毎日平均10〜13グラムの食塩を尿の中に排泄するが、日本人はこれが15〜18グラムと多く排泄する。日本人は欧米人よりも体重が著しく軽いにも関わらず、かえって多量の食塩を消費しているのである」と、当時の事を報告している。
「夫婦アルカリ論」では、カリ塩とナトロン塩の因果関係を説き、カリ塩には給水作用があり、ナトロン塩には脱水作用があるとしている。
カリ塩はもともと給水作用を営み、ナトロン塩は脱水作用を行う性質があり、固形の食品があって、これにカリ塩が多ければ、それを煮て食べても、軟化して増大し、消化し易く、吸収作用は遅い。
一方、ナトロン塩の多い鳥獣や魚肉等の食べ物は、それを煮たり焼いたりしても、粘って固まり、食物自体は縮小して硬化し、消化し難く、吸収作用が速い。これを比較すると、次のようになる。
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カリ塩の作用
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カリ塩の多い豆類を水で煮れば、吸水して増大し、更に煮れば、軟化して崩れ、最後は流動性の物になってしまう。野菜や果物等は、カリ塩を多く含んでいる為、植物性食品は総て、この性質を持っている。
これ等の食品を調理するには、塩気と油気を加え、更に美味しく食べるには、少量の動物性の食品を加える。例えば、ブリと大根を加えて、「ブリ大根」にするとか、鶏肉と人参(にんじん)・牛蒡(ごぼう)・蓮根(れんこん)・蒟蒻(こんにゃく)・椎茸(しいたけ)・竹の子を加えて「筑前煮」にするとか、豚肉・鶏肉などに大根・牛蒡・人参・薩摩薯(さつまいも)などを混ぜ、味噌(みそ)仕立てにして薩摩汁にするとかである。
但し、ナトロン塩の多い虚性肥満(水肥り体質)の体質の人に、カリ塩を多く含んだ食物を与えると、寒性の痩せた人になる。これは身体の新陳代謝で吸収が良くなった為である。
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▲鶏肉を食べてもカリ塩の作用を及ぼす「筑前煮」や「ブリ大根」
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ナトロン塩の作用
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ナトロン塩の多い肉類を水で煮れば、脱水して凝結する。更に煮込めば、凝固し、縮小して硬化する。最後が、脆い状態になり、ボロボロになる。
昔の人は、鳥獣の肉類の事を脆味(ぜいみ)とか、脆甘(ぜいかん)と呼んだ。これは魚・鳥・獣肉・卵などのような、ナトロン塩を多く含んだ食品は、総て縮小し硬化する性質を持っていたので、肉を食べる場合は、必ず肉の量よりも野菜を多くして、塩加減を良くして食べなければならことを知っていたのである。また、カリ塩の多い食品に、ナトロン塩の多い野菜類を混入して、煮て食しても同様の結果となる。
但し、カリ塩の多い、痩せた体質の人が、ナトロン塩の多い鳥獣の肉や、大型魚の魚肉を食べて、雑食すると肥満して来る。これは新陳代謝の吸収が不良になる為である。また、穴子の天麩羅を塩で食べるとか、鶏肉の唐揚げを塩で食べるとか、焼き鳥の塩味などの食品を食べても、新陳代謝の吸収は不良になる為、肥満体質となる。
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▲野菜と摂っても、ナトロン塩過多の作用が働く「トンカツ」や「すき焼き」
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(以上本文より)
●カロリー神話に騙されるな
肥満を解消するのに、様々な「痩せる方法」がある。その中でも、現代栄養学が作り上げた「カロリー神話」なるものがある。この「カロリー神話」は、摂取したカロリーよりも、消費したカロリーが上回れば、痩せられると言う単純な論理に基づき、これを食生活の中で実践するというものだった。
例えば、低カロリー食品を腹一体食べても、エネルギーを消費する運動量が勝っていれば、痩せられると言うものだった。そして、カロリーの低い食品であれば、「痩せられる」という錯覚を誰もが抱いたのだった。
こうして無理なダイエットブームが起り、肥満解消に低カロリー食品が選ばれたが、その実は、逆効果で、肥満を解消して健康になるどころか、益々肥満となり、健康を害する結果が顕われた。
果たして、カロリー神話に持て囃されて、肥満を解消する為に、多くの男女がカロリー摂取痩身法に励んだが、一体どれだけの人が痩せられたのであろうか。また、痩せられたとして、その人は今でも健康で、元気に働いていて、美食や珍味に趨るリバウンドには襲われていないのだろうか。
また、肥満とカロリーの因果関係は、果たして存在するのだろうか。
肥満の原因は、高カロリー摂取にあるのではない。肥満の原因は、まず食べ物であり、次に運動、休息、生活習慣、体質などの複合的な要因が絡むことによって起るものである。単に、「カロリー1つ」だけを挙げて、これが元凶になっていると断言できないのである。むしろ肥満と因果関係を持つのは、腸内に残留する動蛋白等の消化されない腐敗物であり、これが「宿便化」されることによって起るのである。(本文より)
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